認知症を取り巻く問題の難しさを再認識・・あなたなら、「何時」に「どこ」へ出かけますか?

​還暦過​ぎてのご褒美は​映画が​シニア料金の​¥1.100で鑑賞でき​ることです​。​いつもは歳を忘れて若いつもりで過ごすようにしているのですが、こんな時はシニア顔でチケットを購入します。

先日観たのは、イギリスのアクション映画「キングスマン・ゴールデン・サークル」  。

 前作同様に面白かったのですが、今作にはなんと御年70歳のエルトン・ジョンも登場、いじられ役ながら最後には見事なカンフーアクション(笑)を披露するなど元気で活躍していました。でも、実生活では2021年いっぱいでコンサートツアーを終了すると発表がありました。

Kingsman_the_golden_circle

ポール・サイモン(76歳)は今夏のツアーが最後だそうです。歳を考えれば無理からぬ事というかむしろこのお歳までハードなツアーをこなしていたことに凄いなあと感心しきりですが、やはり「老い」の二文字も浮かんで一抹の寂しさも覚えます。

お二人は日本で言えば団塊の世代で人口の層が一番厚いところに属します。日本は少子高齢化社会に突入しており、5人に1人が高齢者(65歳以上)となり、何かと社会問題になったりします。自分も映画料金だけでなく名実ともに高齢者への仲間入りも目前です。

いつまでも元気でいたいのは万人の願いだと思いますが、生老病死は自然の摂理、寄る年波には抗えないのも事実で、寿命が延びるほど病気になるのはここにも書いた如くです。 

寿命が延びると病気が増える ➡️ http://biz-journal.jp/2017/12/post_21563_2.html

中でも高齢になるほど発症率が高くなるのが認知症です。現時点では治療できない脳疾患です。

症状が進めば意思疎通ができなくなるので、介護も大変な厄介な病です。そんな認知症に関するとても切ないニュースがありました。

「認知症になった母親が、毎日、夕方の16時になると自宅からいなくなってしまうという事例がありました(実話ですが、プライバシーに配慮して、一部事実とは異なる脚色がなされています)。いわゆる徘徊です。こうしていなくなった母親は、数時間後に自分で帰ってくることもあるのですが、行方不明になってしまい、後になって警察から連絡が入ることもありました。」 【毎日16時に「認知症の親」が徘徊する深い理由「親になる前」の人生を含めた理解が重要だ】http://toyokeizai.net/articles/-/206886

そして、息子さんの苦労と、「每日16時」という時刻の謎の解明、その後の顛末が記されています。

明らかになったお母さんの「每日16時」の理由が涙が出るほど切ないのです。記事なのでネタバレという言い方はおかしいですが、詳細はここでは記しません。ぜひ記事をお読みください

介護する側になっても、される側になっても認知症を取り巻く問題の難しさを再認識

介護する側になっても、される側になっても認知症を取り巻く問題の難しさを再認識させられました。もし、自分の大事な人が認知症になって、このお母さんと同じように每日決まった時間に出かけようとしたら、その理由が自分には分かるのだろうか?

たとえ誰が認知症になっても、その人がその人自身であることに変わりは無いのだから、不可解な行動にもそれまでの人生の中に答えがあるはずだけど、たとえ長年連れ添った夫婦でも、どんなに長く、深く関わった人だとしても、簡単には見つからないことがあっても無理はないと思います。

そして、自分が認知症になったら、何時にどこへ行こうとするのだろう?自分の特別な場所、時間でなんだろう?こんなことも考えてしまいました。

あれこれ考えてみると、それなりにいろいろな時刻と理由が浮かんだりして、不謹慎だけどそれはそれで楽しめたのですが、本当の答えは、認知症にならないと分からないのが脳疾患の厄介なところです。そもそも、どんな症状が出るかすらも誰にもわからないですしね。できれば、いつもニコニコ大人しい老人になれればいいとは思いますが、まぁそんな都合よくことが運ぶとは思いづらい・・・

せめて、自分で自分の行き先が分かるうちに特効薬が開発されることを願うばかりです。

寅(a.k.a.林 裕之)


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